『ごめん、今月 学内の仕事が入って会えなくなった』
付き合って一年ほどまではこんなLINEに一喜一憂したものです。
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防大の彼氏と連絡が取れないなんて…
彼らは特殊な環境いても、防大生ではなく「たったひとりの ただの自分の恋人」です。
防大生と付き合うと突然休みが無くなったり、呼び戻されたり、そして突然会えることになったり…
そんな事態は多々あるので そのうち慣れます(笑)
初めは彼に当たって喧嘩したものですが、こればっかりはどうしようもありません。。
彼も同じくらい寂しいんだと言い聞かせて、
『わかった。寂しいけど、頑張って』
そう返事するしかないのです。
でも全て堪え忍べとは言いません。
防大生との恋愛は我慢の連続
こんな話を民間の彼氏持ちの(彼に影響された言い方です)友達にすると
「耐えすぎ!」と言われます。
でも、わたしは仕方ない事は我慢しているだけで決して許している訳ではないです。
- 本当に事前に分からない事だったのか
- プライベートを切り捨ててまで”貴方”がしなければならない仕事なのか
は 、予定変更の度に確認していました。
長く付き合って、何となく防衛大学校のシステムも理解してくると
(ああ、これは仕方ないのかな)
(これは彼が周囲へのリサーチ不足なのでは?)
という判断もついてきます。
例えば、
- 把握していなかった行事
- 部活のスケジュール
- 飲み会
はちょっと怒ります
でも、後輩の色々(本当に色々あります。聞きたくない”事故”とか…)や、
研究室(防大ではゼミとは言わないようです)の呼び出し、週番勤務の割り当て、災害時の呼び出し(学生なのにあります。学校に戻るだけで派遣はされませんが)は、
もう、仕方のないことです。
わたしがどんなに泣いても喚いても彼は帰ります(笑)
わたしが「今日はずっといっしょにいたい」と甘えたりしてみても、彼は門限に走り去って行ってしまいます。
防大生と付き合ったらこれだけは覚えておいて
防大生と付き合ったら、彼ら彼女らの頭の中は【 彼女・彼氏<門限 】 だと言うことを理解しないと、結構つらい思いをするかもしれません。
そして、大隊 中隊 小隊 部屋 は、わたし達が端で見ているより殺伐としていて、家族のようで、不思議で大切な所のようです。
でも、他の彼女のお話を聞いていて思うのは
「防大の事なんかよくわからない!全然連絡くれない!もう別れる!」
「自衛官はお国のために頑張ってるの♥️わたしが支えます♥️」
という極端な人達は、上手く行かない傾向にあるように見えます。
連絡くれなくて寂しい気持ちも、特殊な環境にいる彼らへの寂しさを堪え忍ぶ私♥️で折り合いをつけるのもよくわかるのですが・・・
最終的には「わたしと彼」「彼女とおれ」だとわたしは思います。
仕事に縛られているのは、日本人はみんないっしょです(笑)
お互いの思いやりが無いと防大生とは続かない
自衛官は確かに集団生活や門限、災害、紛争、領空・領海防衛をしている特殊な国家公務員たちですが、環境や制度に余りにも悲観したり、余りにも寛容になるのは、それは恋愛とは言えないと思うのです。
「自衛官・防大生だからいつもいつもドタキャンばっかり、全然会えないし、予定も分からない、でも仕方ないの」
といういつも予定に振り回されている場合。
彼女・彼氏の事をただ単に大切しない人だったという結果をよく聞きます。
現に彼と、自由な私立大学生のわたしが恋愛を続けてこれたのは、彼の努力があったからだと思います。
彼が機密やこれから起こる不測の事態以外はきちんと説明して、予定が変われば謝ってくれて、休みがあれば短時間でも制服姿で駆けてきてくれる人だったからだと振り返ります。
どんなに忙しい環境でも相手が
- 連絡をくれて
- フォローしてくれて
- そして自分がどこまで我慢できて
- 相手からの愛情を感じられるのか?
これを、防大生・自衛官というフィルターを外して吟味するのも
彼等との遠距離恋愛に必要な事
とわたしは心がけています。