さて、防衛大学校は何度も書いてきた通り、大学相当の単位プラス防衛大学校ならではの単位(体力、防衛学、それぞれの要員の知識)を取得する防衛省管轄の自衛隊幹部養成所です。
彼等はその特殊な生活ゆえに 学生でありながら防衛省職員として扱われ給料をもらっています。
最初、学生の私からみるととっても大人に見えたものです。
しかし、私が社会人になると
(防大生って結局 学生だよなあ)
(自衛隊の幹部って世間知らずなのかも)
と彼や彼の友人を見ていて思います。
前の記事>>防大生のイケメン基準とは。世間とは少し違う美意識の世界
防大生は世間生らず!?
例えば、防衛大学校は朝起きてから寝るまで秒単位でカリキュラムがあるような一年生なら、寝ているときでも先輩が目を光らせている非常に厳しい生活のようなものです。
ある意味では徹底的に管理されて
「生活の心配なく」
↓
「勉強できる。」
とも取れます。
新聞奨学生や、バイト掛け持ちの学生さんよりは、ある意味勉強に集中しやすいので(まあ、勉強させてくれない先輩も多数いらっしゃるようです)
いっしょに生活してみると、
- 水道光熱費・ご飯の値段
- 公共交通機関での移動
- 自分で時間を管理する
なんて事が全然把握できてない!
と 嘆く?彼女・家族の声を聞いたりします。
この辺が「自衛官は世間知らず」と言われるところなのかな~と感じています。
防大生は働いているけど「社会人」ではないと思った
あと、私が就活してて「あれ?」思ったのが
「ES?そんなの出すの~?」
な彼の態度…(笑)
いかに就活が大変かをまったく理解できていない彼の態度に、ちょっとがっかりというか、世間とズレてるな~というのを感じました。
防衛大学校に入り、生き抜きさえすれば
国家公務員となれ、ある程度の地位は約束されているので
なんだかセルフプロデュースが足りないのかな?と感じたりします。
「先輩にこう言われたら黒も白」
そんな伝統芸能の世界のような仕事ぶりをよく聞きます。
勿論、多くは「お客様」のいる民間の会社と
「有事」の為に研鑽し、常に最悪の事態に備える自衛隊とは考え方 仕事の仕方が違うのは当たり前ですが
(もっとこうしたい)
(仕事で認められたい)
(世間にもっと知ってほしい!)
という意識は自衛隊でせっせと働く方には無いのかな?
「国」の為に働いているけど
「社会」へはあまり意識を向けない彼等…
ちょっと寂しくも感じます。
あと、民間人(私)の残業代や有給の取りやすさをとっても羨んでいたので「がんばれ!」といつも応援してます。(笑)
彼等には彼等の不思議不思議な「自衛隊」という社会があるのかもしれません