彼氏が欲しいと騒いでいた私に、防大生の友人(女性)が同期を紹介してくれました。
その紹介してもらった男性から、ついにデートのお誘いがきたのです。
「とお子さん、よかったら、来週、ごはんでもいきませんか?」
防衛大学生かからのデートのお誘い
夏休みも終わり新しい学期で休み気分を切り替えていたある日、
突然、まさかの、驚愕の、
防衛大学生からのデートのお誘いがきた…!!
もう完全に「おはよう」「おやすみ」LINEのひと。「時報の人」(笑)。
⇒防大生からのLINE
彼からの、まさかのお誘いに中学生のように動揺しました。
私は好奇心ビンビンで返信しました。
(防衛大学って、周りにいないし!)
「こんばんは。ぜひ!金曜日の夜とか暇です~」
しばらくして、
「よかった。すいません、金曜日は無理なので、ちょうど三連休ですし、土曜日、どうですか?」
おお・・・?国立大学だから祝日関係あるのかな?
まあ、それほど重要な用事もなかった為、彼と9月の連休の土曜に会う約束を交わしたのです。
防大生とのデートの待ち合わせ
9月、某連休初日、土曜日。約束の時間、13時。
(2分くらい早くついたなあ~)
わたしは横浜駅に降り立ちました。
地方出身の私は、実は大学のある東京以外の関東は初めてでした。
浮かれたプチ旅行気分でしたが、
よく考えたらLINEというSNSを介してしか知らない男性と会うという、今さらの危機感が相混ぜになっていました。
そういえば彼の容姿も、LINEアイコンの「謎ヘルメット姿」と、
一度「パレードです」と男性が数人写った画像をもらっただけで、よく、わからない………。
(連絡しようかな、でもなんか、いまから会うのに恥ずかしい(?)な…)
謎の乙女心を発揮してしまいながら、待ち合わせ場所である横浜駅の地下に到着しました。
すると、ある柱のところに、背中を預けて、スマホを見下ろす男性が一人…いました。
遠目でも目につくほど大きかったからか、残暑厳しい季節とはいえ、余りにも日焼けしていたからか、
わたしはその男性に目を吸い寄せられました。
そして、なんとなく(あの人だ!彼だ!)と確信を持って近づいていったのです。
例の「防衛大生」登場
「〇〇さん…?ですか?」
私は、恐る恐る彼に声を掛けました。
彼は目を上げましたが、背が高いから、上げても下げてるという不思議さでした。
「とお子さん?こんにちは!」
(そういえば、「こんにちは」ってはじめてだ!)
真っ黒に日焼けした顔に、大学では余り見かけないレベルの短髪。
そして「デカイ」
彼は爽やかに笑いました。
「あの~、じゃあ、いきますか?」
彼は挨拶もそこそこに歩き出します。
「楽しみです」
と私もそこそこに返しながら、ついて行きました。